松阪牛(まつさかうし)は三重県松阪市及びその近郊で肥育される黒毛和牛。神戸牛、近江牛とあわせ、日本三大和牛の1つ(近江牛ではなく米沢牛の場合もあり)です。
1935年に東京で行なわれた『全国肉用牛畜産博覧会』で名誉賞を受賞したことから全国的に知られるようになり、今日の松阪牛の名声につながっています。
中でも典型的な松阪牛は但馬地方(兵庫県)より、生後7ヶ月~8ヶ月ほどの選び抜いた子牛を導入し、約3年間、農家の手で1頭1頭手塩にかけ、稲わら、大麦、ふすま、大豆粕などを中心に与えながら肥育されます。特に、牛の食欲増進のために与えるビールや焼酎でのマッサージは有名です。
松阪肉は、霜降りがきめ細かく綺麗に入っていることはもちろん肉質が柔らかく霜降りの脂肪分に甘味のある風味が特徴で、長期肥育のなかで厳選された飼料による行き届いた管理があってこそ生まれる肉の芸術品です。
2002年には、BSEや産地偽装事件への対応のため、子牛の導入から出荷までを管理する「松阪牛個体識別管理システム」が発足し、これに登録した肉牛を松阪牛としています。
店頭では、松阪牛証明書と松阪牛シールで「松阪牛」と表示されています。店頭で販売されている肉のパックにシールが添付され、真っ赤な肉太の独特の書体で「松阪牛」と書かれています。これが松阪牛シールで、10桁の個体識別番号、牛の肥育場所、肥育した農家の名前のほか、特産・A5・A4などの品質規格が記載されています。
この証明書・シールに記載された10桁の個体識別番号によりインターネットや携帯電話で検索し、システムに登録された情報を確認することができます。主な内容は、牛の生年月日、出生地、肥育場所、牛の写真、血統、肥育した農家の住所氏名、肥育日数などで、このような徹底した管理により、松阪牛の安全・安心を提供しています。
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